フォカッチャもどきを焼いた後、天童市まで出かけました。
JR天童駅から目的地は近かったし列車にすりゃ良かったと
車運転しながら後悔(*v.v)。
だって、ものすごい陽射しが暑いよ@@@
ジリジリジリ・・・・や、焼ける@@@
もたらもたらと走ったので2時間弱もかかってしまったし@@@
ああ、このガソリン高騰時代に@@@
天童市美術館での「絵で読む宮沢賢治展」
来週までの展示だったので慌てて来たというわけ。
タイトルから賢治さんが書いた絵なんかを展示してるのかと思ったら
そうじゃなく今まで各出版社から発売された
宮沢賢治作品の挿絵の原画がたくさん展示されてました。
あ、1部は賢治さんの直筆原稿や友人・両親に宛てた手紙等を
彼の生涯についての展示で2部がその挿絵原稿展示。
「雨ニモマケズ」を書き記した手帳や、初版本、
「銀河鉄道の夜」「やまなし」「セロ弾きのゴーシュ」・・・
たくさんの賢治作品の原稿、
「日輪と山」「月夜のでんしんばしら」「ケミカルガーデン」等の
賢治が描いた水彩画たち。
会ったことなんて当然ないのに見てると宮沢賢治というヒトの
優しさを感じられてシンクロしてく気がするから不思議。
宗教に目覚めたり農業にチカラを注いだり
妹トシの死を乗り越えたり
必死で毎日を走ってる感じが今のワタシにはよくわかる、というか。
(いや、全然違うんだろうけどね、実際はね@)
自分の死を覚悟して書いた「雨ニモマケズ」の最後に書かれた
南無無辺行菩薩
南無上行菩薩
南無多宝如来
南無妙法蓮華経
南無釈迦牟尼仏
南無浄行菩薩
南無安立行菩薩
↑この言葉にやりきれない想いと死と向き合うということについて
改めて考え苦しくなった。
(会場内で必死でメモりました)
賢治作品には生と死が独特な視点で描かれているんだと
今、初めて気付いたような気がする。
2部の挿絵原画。
これは素晴らしかったです!!
挿絵の原画ってそんなに見る機会はないと思うけど
同じ作品、例えば「注文の多い料理店」の挿絵も描くヒトが変われば
あんなにイメージが変わってくるんだなぁ。
感性の違い、表現の違い、どれもホントに見応えがありました。
蜘蛛ちゃんの好きなスズキコージさんのもあったし、
子供の頃からよく読んでた佐藤さとる作品の挿絵で有名な村上勉さんや
いわさきちひろさん、名倉靖博さん、北見隆さん、牧野鈴子さん、
原画で会えるとは思ってなかったので楽しかった!!
表現方法も様々で水彩画や色鉛筆、アクリル絵の具、不透明絵の具、
木版画、リトグラフなどなどホントたくさんある中で
中村道雄さんのグレイングラフというのが凄かったです。
素材や色、模様の異なる木材を張り合わせて(?)
一つの絵に仕上げているものなんですが。
「土神の狐」と「なめとこ山の熊」の2作品がこれでした。
画像をお見せできないのが残念(*v.v)。
宮沢賢治といえば「ますむらひろし」さんを忘れちゃいかんだろ!
と思ったんですがますむらさんの原画はなかったです。
漫画がメインだからかな。
あああ、とにかく、500円でこんなに楽しめる展示もないよなぁ。
とっても面白かった(゚∀゚ )!
久しぶりに「クラムボンは笑ったよ」を読んだな~。
また賢治作品、改めて読み直すかな。
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天童市からの帰り道。
Tばささんから前に「平清水焼」のことを聞いてたので
通り道だしちょっと寄ってみました。
普通~~の住宅地の中に6窯元が点在していました。
道路がけっこう狭くって離合するのイヤだなぁと思いつつ。
中でも一番駐車しやすかった「七右ェ門窯」へ。
陶芸教室も隣接してました。
午後のめちゃくちゃ暑い時間帯だったので
お客さんはワタシ1人で見放題(笑)
おかみさん(?)が「ゆっくり見て行ってくださいね~」と
とっても自然に接してくれたのが妙に嬉しかった。
展示物がたくさんありすぎて何がなんだかわからなくなる(笑)
平清水焼はどれも軽いなぁ。
使い勝手が良さそうです。
中でも翡翠色のものがとってもキレイでした。
昨日、小谷田さんの急須届いたばっかりなのに
ここでも急須が気になってあやうく買ってしまうところでしたけど(笑)
手頃な大きさでしっくり馴染む翡翠色の急須・・・・
2600円と値段も手頃(小谷田さんの半額以下だぜ!)
危ない、危ない!と言いながらここを出て
「文右ェ門窯」にもちょっと寄って見学。
ここは「七右ェ門窯」ほど展示品はなかったです。
あ~、陶芸か~~~~(*v.v)。
やってみたいけど・・・・ううむ、悩むところ。